【シリーズ】3分で読めるTED『宇宙が終焉する3つのシナリオ』ヴィーナス・キーズ

こんにちは、りゅうまです。

TEDという世界中の研究者が研究成果について発表する動画の内容を要約し、ご紹介します。

シリーズ『3分で読めるTED』第11回

 宇宙の話はとてもロマンがありますよね。地球以外に生物がいるのかとか、宇宙の誕生やブラックホールの存在など面白いことだらけです。
 さて、今回はロマンあふれる宇宙の遠い遠い未来のお話です。

TED
宇宙が終焉する3つのシナリオ
ヴィーナス・キーズ

※斥力(せきりょく):2つの物体間で互いにしりぞけあうように働く力。
 宇宙の終わり方には、3つの可能性があります。
 まずは、銀河をあらわす2つの物体(球状)をイメージしてみましょう。
短く強いゴムは銀河同士がはなれないようにしています。つまり重力です。一方、2つの鉤(かぎ)(斥力)が銀河同士を引き離そうとしています。

 このような模型をいくつも作ると現実の宇宙と近いものが作れます。
 このゴムと鉤という正反対の力が競い合った結果により宇宙の終わり方がわかります。

1.ビッグフリーズ

 斥力がゴムを引っ張り、ゴムの弾性をちょうど失わせる(ゴムがダルダルの状態)程度の強さであるときにおこります。銀河団や内部の天体、恒星、惑星、恒星系は離れ離れになり、ついには、ばらばらになって広大な空間にさまようようになります。
 そして、遠ざかる天体の発生するガスは薄すぎて新しい星は作られないでしょう。宇宙は暗く冷たくなり、凍結状態に近づきます。

2.ビッグリップ

 では、斥力が強くてゴムが切れてしまったらどうでしょうか。もし、宇宙の膨張が加速し続けていれば、斥力が重力に打ち勝ち、銀河や恒星系をばらばらに引き裂くだけでなく、原子や原子核を成り立たせている電磁力をも負かします。その結果、星を構成する物質は粉々になり原子や亜原子粒子でさえ破壊されます。

3.ビッグクランチ

 ゴム(重力)が勝ったらどうでしょう。重力が宇宙の膨張を反転させ収縮させます。銀河がお互いに急速に接近し、収縮するにつれて重力はさらに強まり、温度も上昇します。宇宙は急激に縮まり、全ての物体が極微の空間に収縮し原子、亜原子粒子でさえ潰されます。最終的にはとてつもなく高密度で高温の小さな宇宙となります。

 この物質からなる微小な点は、今後爆発して次のビッグバンが起こるのでしょうか。この理論はビッグバウンスと呼ばれています。
しかし、このビッグバウンスが過去に何回起こったかを知る方法はありません。なぜなら、起こるたびに歴史はリセットされてしまうからです。

 今のところ、観測結果からビッグフリーズに向かっているとされています。
 でも凍結が起きるのは、10の100乗年ほど先なので「手袋の買いだめにはまだ少しだけ早すぎるようです。」

TED公式サイト:https://www.ted.com/
TED Talks:https://www.ted.com/talks

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