【シリーズ】3分で読めるTED『愛らしく(しかも死をもたらす獰猛な)アシカ』クレア・シメオネ

こんにちは、りゅうまです。

TEDという世界中の研究者が研究成果について発表する動画の内容を要約し、ご紹介します。

シリーズ『3分で読めるTED』第24回

 動物園でのアシカはアイドルですよね。でも、動物園では決して見ることができない姿がここにあります。

TED
愛らしく(しかも死をもたらす獰猛な)アシカ
クレア・シメオネ

アシカのギャップ

 アシカは地上ではとてもマイペースでかわいく見えますが、波の下に行くと、とても辛抱強く狩りをします。
 時速6から30キロの速さで突進したり、1回で30時間も狩りを続けたりすることができます。そして、ほかの半水生の動物よりもずっと深くまで潜って狩りをすることができます。

水圧に耐える仕組み

 酸素が肺から出ていくときにリング状の軟骨がしぼんでいき、空気が狭い気管へと押し出され上部にある、より広い気管に空気がたまります。この空気は、水面に上がる際に、肺を再び膨らますために用いられます。それまでは拍動をゆっくりにさせ、酸素を保存します。血流は心臓や肺、脳など酸素が最も必要な臓器にだけ送るようになります。

ハンターアシカは 肺だけじゃない!!


 狩場につくと獲物を探すために優れた視力が発揮されます。ほとんどの哺乳類の目にある水晶体は透明で凸面になっており、光が屈折することで物が見えます。
 アシカは数百メートルもの水深で狩りをします。そのため、目には水中の光を屈折させるために、より丸い水晶体と元の大きさの25倍にまで開く涙型の瞳孔があります。光を多く取り込み、非常に薄暗い環境でも獲物を正確に狙います。

ヒゲ
 しかし、全く見えなくなっても第六感のようなひげ(洞毛)で獲物を捕らえることもできるのです。
 アシカはひげを自由にコントロールでき、魚が動いた時の水の微動を認識することができます。それは例えば、長さ2センチ以下の差しかない物の違いを感じられるほど正確です。

頭脳
 並外れた記憶力で複数の狩場のみならず、縄張りや子を産む場所、近所のどのアシカが仲間か敵かも覚えています。10年行っていない作業でも記憶していると証明されています。

最大の敵は温暖化

 海の温暖化に伴い、有毒藻類が繁茂しています。毒藻を食べた魚を食すアシカは発作や脳損傷を引き起こします。これにより多くのアシカが死んでいます。
 アシカが生息する海の変化について学ぶほど、我々がこれらの賢い動物たちの繁殖を助ける手段を得ることができるのです。

TED公式サイト:https://www.ted.com/
TED Talks:https://www.ted.com/talks

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