【シリーズ】3分で読めるTED『反CEOビジネス戦略論』ハムディ・ウルカヤ

こんにちは、りゅうまです。

TEDという世界中の研究者が研究成果について発表する動画の内容を要約し、ご紹介します。

シリーズ『3分で読めるTED』第25回

TED
反CEOビジネス戦略論
ハムディ・ウルカヤ

さびれたヨーグルト工場

 閉鎖間際のヨーグルト工場では、55人の従業員が静かに工場の解体作業をしていました。
 工場長は祖父から続く工場を閉鎖することに罪悪感をもっていました。私は、この工場の歴史や従業員の業務態度を見て、CEOへ怒りが湧いてきました。どこかのビルの中で、人やコニュニティについて何も語らないシートだけを見て工場を閉鎖させたのです。
 このように現代のビジネスでは多くの決断が机上で下されています。

きっかけはペンキ塗り

 私はお金をかき集め、工場を買い取り、4人雇いました。最初の重役会議で白いペンキで壁を塗るように指示しました。それが私の考えのすべてでした。でも、ペンキ塗りを通して、彼らは互いをよく知り、信頼するようになりました。夜も昼も休日も働いて工場を直しましたが、誰も辞めませんでした。
 2年後、あの55人の従業員を雇用し、さらに増やし続けました。町の雇用が増え、活気づき、リトルリーグの野球場も作りました。
 5年後にはアメリカ1番のギリシャヨーグルトのブランドとなったのです。

 見捨てられていた人々が、前より100倍もいいものを作り出したのです。
 アメリカの株式は金が全てという考え方です。そのため工場もコミュニティも仕事も犠牲にされています。それではCEOの給料が上がるだけで従業員は変わりません。
今こそ変えるべきなのです。
 

4つの反CEO戦略

①感謝
 企業は株主の利益を目的とするのではなく、従業員を第一に考えるべきです。従業員全員に株を分け与えた時、PRにすぎないと言われました。でも、それが彼らの努力にふさわしい報酬だと思ったのです。新しいビジネスでは従業員を第一に考えます。

②コミュニティ
 企業はコミュニティとの関りを深めるべきです。
 アイダホは利便性がよくありませんが、地元の人と関わることで第二のヨーグルト工場をここに建てたいという思いが強くなりました。経済分析を見る必要はありません。
 その結果、毎年新しい学校が建てられ、食品会社も進出しています。訓練された労働者がいなくても教えればよいのです。実際に何百人の人に技術を教え、世界で最も大きなヨーグルト工場とりました。
 門戸を開きコミュニティと一緒に成功するのです。

③責任
 採用数を増やそうとしていた頃、ユーティカ市では、東南アジアやアフリカからの移民が働き場所を探しているというのを思い出しました。

 英語ができないなら通訳を呼び、移動手段を持っていないならバスを用意する。今では工場で働く人の三割が移民や難民です。世界を変えるのに最適な位置にいるのは政府ではなく、企業です。

④説明責任
 CEOは取締役会ではなく、消費者に報告をすべきです。ヨーグルトカップに私の個人の番号をフリーダイヤルでのせました。消費者の声に個人的に対応し、聞いたことをもとに変えていったのです。消費者は企業の存在理由です。

まとめ

 社員を正しく扱い、コミュニティに正しく接し、製品を適切に作るなら、利益が上がり、核心的になり、熱意ある人達が働きに来てくれ、コミュニティが支えてくれます。

 それが小さな町のアイダホでできたのだから、世界中のどこでも起こせます。

TED公式サイト:https://www.ted.com/
TED Talks:https://www.ted.com/talks

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