【シリーズ】3分で読めるTED『子供がジェンダーやセクシュアリティについて学ぶ必要性』リンジー・アメル

こんにちは、りゅうまです。

TEDという世界中の研究者が研究成果について発表する動画の内容を要約し、ご紹介します。

シリーズ『3分で読めるTED』第30回

TED
子供がジェンダーやセクシュアリティについて学ぶ必要性
リンジー・アメル


ゲイだっていいじゃない みんな違っていいんだよ
男の子女の子どっちでもない そんなの気にしなくていいさ
私たちはみんな大きな家族の一員なんだから
ゲイは「楽しい」って意味だよ
君は君のままでいい ここQueer stuff ではね

 この歌を大人の前で歌うのと幼稚園児の前で歌うのとでは全く違います。

 米国小児科学会によると子どもは4歳までに性自認をもつことが明らかになっています。4歳は自我が成長する時期で、自分の周りの世界を観察したくさんの情報を自分の中に取り込みます。だから、セクシュアリティにも触れるべきです。多様性に触れることは社会性と感情を育むうえで重要なことなのです。

ジェンダーとセクシュアリティ

 ジェンダーとは自分の感じ方であり、自分自身を表現するものです。セクシュアリティとは愛情やジェンダーや家族であり、性別のことではありません。これらは子どもでも理解できます。私の番組では、この知識を元にして「ノンバイナリー(性は男と女の2択ではないという考え方)」や「トランスジェンダー」といった大事な言葉を子どもたちに紹介しました。しかし、「子どもは子どものままでいさせるべきだ」と言われます。それは素敵だと思いますが、その「子ども」にすべての子どもが含まれているのでしょうか。

クィアの現状

 ゲイであるという理由でいじめられ、自殺する子どもがいます。クィアの人の自殺率はヘテロセクシュアルの若者に比べて3倍も高く、トランスジェンダーの若者では約6倍にもなります。
 ある調査では、ホームレスの若者の約3分の1がクィアと言われています。
 ヒューマン・ライツ・キャンペーン財団によると、報告された事例のみで2013年以来、32州、87都市でトランスジェンダーの人々の殺人事件が128件もありました。そのうち80%の被害者は有色人種のトランスジェンダー女性でした。

根強い偏見

 私のyoutubeのコメントでも毎日のように「お前はロリコンだ」とか自殺を促すメッセージが来ます。トラックにひかれて死ねとも言われました。
 私がカミングアウトしたときに両親の悪気のない残念な一言でも現状がわかります。「辛い人生を歩ませたくなかった。」

何者でもいい

 子どもたちにクィアについて語るのは、私自身が子どもの頃にそういう情報を求めていたからです。
 私は子どもの頃の思いを楽しく前向きに受け止めます。クィアとして生きることが困難だと決めつけることはしません。子どもたちには自分が自分であることに誇りをもって成長してほしいのです。
 多様性を認めると人を愛することができ、世界の偏見や嫌悪に立ち向かえるでしょう。そうすれば、世界をもっと優しく平等なものに変えていけると思います。
 ですからジェンダーやセクシュアリティついて子どもと話してみてください。男の子がワンピースをきてもいいし、女の子が声をあげてもいいと教えてください。自分らしくクィアに生きる喜びを広めましょう。

TED公式サイト:https://www.ted.com/
TED Talks:https://www.ted.com/talks

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