【シリーズ】3分で読めるTED『宇宙の塵』ロリン・マシューズ

こんにちは、りゅうまです。

TEDという世界中の研究者が研究成果について発表する動画の内容を要約し、ご紹介します。

シリーズ『3分で読めるTED』第33回

 今回も宇宙のテーマを選びました。やはり宇宙はわからないことだらけですね。そして、今回のテーマはかなり難解だったので、この要約はぼくなりのチャレンジです。

TED
宇宙の塵
ロリン・マシューズ

星の誕生

 星と星の間の一見何もないような空間には超新星によって吹き飛ばされたガスや塵の雲が含まれています。それらは一定の密度を超えると崩壊します。雲が縮み、どんどん速く回転し、その核にある水素が燃焼するほど温度が上昇します。この時点で星が生まれます。

新しい星で起こる不思議

 新しい星で核融合が始まると雲の上下にガスを噴出し円盤を作ります。ここでは驚異的な風が吹いており、粒子(塵)同士が衝突します。
 塵の塊が、ある大きさになると円盤内の強い風のせいで塵の塊同士が衝突し塊が壊れるはずです。しかし、塵は大きくなり続けます。これが最初の謎です。

仮説①

 静電気に注目したアプローチでは、強力なガンマ線やX線、紫外線の光子が円盤の中の気体の原子から負の電子をはじき出します。電子は塵に衝突して付着し、塵は負の電気を帯びます。同種の電荷同士(磁石でいうNとNまたはSとSのイメージ)は反発するので衝突の際に減速します。

仮説②

 またある理論では、高エネルギーの粒子は塵の塊から多くの負の電子をはじき出し、塵の塊は正の電気を帯びます。異種の電荷同士はまた引き合い塊は急速に大きくなります。ですが、この理論でも謎が出てきます。隕石にみられる証拠から「綿ぼこり」がやがて熱で溶け、その後冷やされて個体の小粒になります。でもそれがどのようになぜ起きるのかは不明です。そのうえそれらの小粒がどう互いにつくのかもわかっていないのですが、小粒の外側に集まった塵の縁がマジックテープのように作用するのかもしれません。そこでは多くの個体が縁を非常に細かい物質、凝集した塵でおおわれているからです。

塵から天体へ

 個体がより大きい岩石の中で徐々に接合して1kmの大きさになると重力で形を保てるようになります。衝突と合体は続きどんどん大きくなり、最終的に私たちの知る天体の初期の状態となるのです。
 惑星の大きさや太陽系での位置、元素の多くは途方もない偶然の衝突で決まったのです。塵の雲が少し変わるだけで、地球で生命が誕生しなかったかもしれません。

TED公式サイト:https://www.ted.com/
TED Talks:https://www.ted.com/talks

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