【シリーズ】3分で読めるTED『教師のこころの健康をどうすればサポートできるか』シドニー・ジェンセン

こんにちは、りゅうまです。

TEDという世界中の研究者が研究成果について発表する動画の内容を要約し、ご紹介します。

シリーズ『3分で読めるTED』第37回

 働き方改革が叫ばれています。中でも学校は特に問題視されている業界の1つです。でも、働き方改革の視点は業務改善だけではありません。

TED
教師のこころの健康をどうすればサポートできるか
シドニー・ジェンセン

 教師の過酷さは会議、授業準備などの業務だけではありません。家庭の内情を知りつつも、子どもたちが帰ってしまうと何もできないということです。

ショッキングな出来事

 教師2年目はうまくやれていると思っていました。でも夏休み前に男の子に声をかけると違和感を覚えたのです。そして気づきました。なにもうまくやれていなかったと。それから私は生徒と対話する時間をたくさん設けました。教師3年目、彼の父親が不法滞在者として強制退去させられたと知りました。彼は、もう一度家族と暮らしたいと苦しんでいたのです。

学校に必要なこと

 教師は警官や看護師のように切迫した環境ではないと思われていますが、教師も生徒もこころの健康のためのサポートを簡単に利用できるようにすることが必要です。毎日何百人もの生徒と関わり生徒から語られるトラウマを私たちは毎日吸収しているのです。ある研究では幼児教育に携わる教師の86%が直近1週間で抑うつ状態を経験していました。

どうしたらよいのでしょうか。

 私はある1人の先生と2人の生徒の自殺を経験しました。マニュアルには「もし誰かに話したかったら……」と書いてありますが、それだけでは不十分です。
 私は地域の機関とのパートナーシップが多くある学校で働いています。そこからカウンセラーやセラピストなどサポートのためのスタッフが派遣され生徒を手助けしています。教師は福利厚生の一部でカウンセリングを無料で受けられます。でもそれはすべての学校に当てはまるわけではありません。
 まず学校には教師と生徒のニーズに合った専門機関が必要です。また、トラウマに最も近いスタッフの調子を見るためでもあります。

学校の取り組み

 ある学校では「健康づくりの水曜日」をつくり、地域のヨガの先生を学校に招いたり、昼休みに近隣を散歩するイベントを支援したりみんなでできることを企画しています。
 また、ある学校では「真ん中集会」というものがあり、その日は先生たちと一緒にランチをとりざっくばらんに話をするのです。

私の取り組み

 私の教室では紙の鎖を飾っています。鎖は繋がりを表します。一人ひとりが自分らしいことを書いています。生徒が学校生活を送る4年間飾ります。生徒は自分の鎖がどこにあるのかいつまでも覚えています。
 私たちに必要なものは手を差し伸べて大丈夫と保証してくれる誰かです。

TED公式サイト:https://www.ted.com/
TED Talks:https://www.ted.com/talks

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