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【シリーズ】おすすめの1冊『8歳までの子どもの脳にやっていいこと悪いこと』成田 奈緒子

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シリーズ『おすすめの1冊』第98回です。
僕がおすすめする本や、話題の本などをご紹介していきます。

今日、ご紹介するのは、成田奈緒子さんの「8歳までの子どもの脳にやっていいこと悪いこと」。

目次

『8歳までの子どもの脳にやっていいこと悪いこと』成田 奈緒子

内容

 「子育ては脳育て!」
小児科医、兼母親としての観点から、脳を育てることがいかに子どもの成長プロセスで大切かを教えてくれます。
 
 みなさん、おりこうさん(決して大人びたと言う意味ではありません!)な子どもに育ってほしいと思いますよね?どうすればよいと思いますか?

「とにかく悪いことをしたら、叱る。」
「できるだけ早くから、勉強をさせて頭をよくする。」

こんな返事がありそうですね。でも実は2つともちょっと違います。
答えは、早寝早起き朝ごはんです。学校でもさんざん言われてきましたが、この本が根拠を示して教えてくれます。

では、しつけはどうしたらいいの?と思うかもしれませんが大丈夫です。
しつけるときにどのように叱り、どのように褒めればよいのか、具体的な子育ての場面からわかりやすく解説しています。

そして、「○○な子に育てたい」という熱い思いがあるなら、後半のページがお勧めです。

例えば、
「時間を守れる子に」という項目には

○ 時間の概念を折に触れて伝える
× 他の子と比べてできないことを責める。

このように良い事と悪いことがはっきりさせて解説してくれます。このように「こんな子に育てたい!」という思いがあるのなら、大いに参考になるのです。

他にも「英語脳の子に」や「先生の話がしっかり聞ける子に」、「すすんでお手伝いができる子に」、「お片付けができる子に」などなど、合計19項目の「○○できる子に」がありました!!

感想

 小児科医としての視点と、(執筆当時)高校生の娘を育てた母としての視点が踏まえられ、とても説得力があります。
ぼく、実はこの著者の講演会に行ったことがあるのですが、とても気さくな講義で親しみを感じたのを覚えています。本書の文章も固くなく、また子育てにいいことと悪いことを明確にしてあるのでわかりやすいです。

 子育てって正解がないなんて言われますよね。でも、やっぱり「あの時のしつけは本当に良かったのかなぁ」、ってお母さんは思ってしまいますよね。もちろん、100%よいなんてないのですが、「うまくいかないなぁ」と思うことがあれば解決できるかもしれません。もしくは、「これでよかったんだ!」と自信につながるかもしれませんよ!

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