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こんにちは、りゅうまです。
応用行動分析という学問を日常で使うための研究をしていきます。
僕の経験や聞いた話、皆さんから寄せられた話を応用行動分析の視点で分析し解決策を探していきます。
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どうする?あの人の困った行動 No.3-2
行動分析研究所
―無視が使える場面ってあるの?―
先週は無視の効果と、いじめ問題には適さないというお話をしました。では、どんな場面では使えるのでしょうか。
今日はララ男が5歳の頃を振り返りながらお話します。
あら、なつかしいわ。
何??
ララ男が5歳の頃の写真が出てきたの。かわいいわ。
かわいいね(笑)
自分で言うか!でも、このころあんたは、本当に大変だったんだから。
え?なんで?病気がちだったとか??
いや、あんたは丈夫で、幼稚園も皆勤賞よ。違うの。とっっってもわがままだったんだから。
ふーん。でも、5歳ってそんなもんでしょ。
いや、ほかの人に話しを聞いてもらったら、やっぱりずばぬけてわがままだったわ。
どんな感じだったの……?
まず、欲しいものがあると絶対に泣いて床に倒れてたでしょ。それに、おんぶとか抱っことかも、他の子はちょっとは我慢して、後でしてもらったりできてたけどあんたは、あんたが言った瞬間にしてくれないともう、手が付けられなかったの(笑)
それ、別の子の話してない??
あんたのことよ。親の私も引いてたからね。(笑)
おれ、よく育ったね。
それはね、おじいちゃんのやり方がよかったのよ。
じいちゃんの??なにしたの?
子どもが泣く場面ってたくさんあると思います。その中でも、自分の要求を通すために泣いている子には、消去(無視)が有効です。
じいちゃんは、子ども得意だよね。わがままを言う子にはどんなしつけをするの?
あぁ、お前が5歳の頃ひどかった話を聞いたんだね。まあ、たいてい2歳から5歳はわがままだからね。
わがままで泣いている子に対して、お前ならどうする?
うーん、できないことはできないというかな。
それで、収まるなら苦労せんわ(笑)。
じゃあ、めっっちゃ叱る。わがまま言わないの!!とか、置いていくよ!とか言って。
まあ、ほとんどの人がそんな対応をするんだろうな。たしかに、この方法でもしばらくすると泣き止み、わがままも落ち着く。でも、子どもは泣いたりすると『怒られるから、わがままを言わないでおこう。』という学びになる。
ふーん。それじゃダメなの?
問題は、親も子どももストレスがかかるということと、子どもが親に依存してしまうというところにある。
どういうこと??
例えば、子どもが判断するときに『これは親に叱られるからやめておこう』となるのと『これは他人に迷惑がかかるから止めておこう』と考えるならどっちがいいと思う?
そりゃ、自分で他人に迷惑が掛かると思えたらすごいよね。
そういうことなんじゃ。お互いにストレスをためず、子どもが自分で判断できるようになったら大したもんと思うじゃろ?その方法が消去というわけだ。
消去?
まあ、無視するということじゃな。わがままが通らなくて泣き始めたら、一切声を掛けない。もし、欲しいおもちゃがあって泣いた場合は、子どもをその場から離して落ち着くのをひたすら待つ。これが消去のやり方じゃ。
でも、もっとひどく泣き始めたらどうするの?
それでも、無視じゃな。たいてい消去した行動はエスカレートするから、確実にその子は大きな声で泣き始めるだろう。でも、必ず落ち着くときがくる。落ち着き始めたら、そこで声を掛けておもちゃ我慢できたね。とか、あれは迷惑になるからダメだったんだよ。と一言いえばおしまい。
そもそも、なんで僕は周りの子よりわがままだったの??性格?
それは、まま子のやり方が少々まずかったからじゃな。決して甘やかしていたわけではないが、お前の泣く理由がおもちゃが欲しかったからではなかったからな。
今日は消去を使ったしつけを紹介しました。
泣くという行動を消去すると、一時的に大きな声でないたり、床に寝転がって騒いだりします。(消去バースト)それでも無視を続けると、要求が通らないことを悟って落ち着きます。そこでやっと子どもはこちらの話を聞いてくれるようになるのでお話ができるのです。
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次回
どうする?あの人の困った行動 No.3-3
―ララ男が5歳までわがままだった理由―
来週は、ララ男が5歳までわがままだった理由を解明していきます!消去は失敗するとちょっと大変なことになってしまいます。
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