どうする?あの人の困った行動 No.3-2―無視が使える場面ってあるの?―【行動分析研究所】

こんにちは、りゅうまです。

応用行動分析という学問を日常で使うための研究をしていきます。
僕の経験や聞いた話、皆さんから寄せられた話を応用行動分析の視点で分析し解決策を探していきます。

どうする?あの人の困った行動 No.3-2

行動分析研究所
―無視が使える場面ってあるの?―

先週は無視の効果と、いじめ問題には適さないというお話をしました。では、どんな場面では使えるのでしょうか。

今日はララ男が5歳の頃を振り返りながらお話します。

まま子

まま子
あら、なつかしいわ。

ララ男

ララ男
何??

まま子

まま子
ララ男が5歳の頃の写真が出てきたの。かわいいわ。

ララ男

ララ男
かわいいね(笑)

まま子

まま子
自分で言うか!でも、このころあんたは、本当に大変だったんだから。

ララ男

ララ男
え?なんで?病気がちだったとか??

まま子

まま子
いや、あんたは丈夫で、幼稚園も皆勤賞よ。違うの。とっっってもわがままだったんだから。

ララ男

ララ男
ふーん。でも、5歳ってそんなもんでしょ。

まま子

まま子
いや、ほかの人に話しを聞いてもらったら、やっぱりずばぬけてわがままだったわ。

ララ男

ララ男
どんな感じだったの……?

まま子

まま子
まず、欲しいものがあると絶対に泣いて床に倒れてたでしょ。それに、おんぶとか抱っことかも、他の子はちょっとは我慢して、後でしてもらったりできてたけどあんたは、あんたが言った瞬間にしてくれないともう、手が付けられなかったの(笑)

ララ男

ララ男
それ、別の子の話してない??

まま子

まま子
あんたのことよ。親の私も引いてたからね。(笑)

ララ男

ララ男
おれ、よく育ったね。

まま子

まま子
それはね、おじいちゃんのやり方がよかったのよ。

ララ男

ララ男
じいちゃんの??なにしたの?

子どもが泣く場面ってたくさんあると思います。その中でも、自分の要求を通すために泣いている子には、消去(無視)が有効です。

ララ男

ララ男
じいちゃんは、子ども得意だよね。わがままを言う子にはどんなしつけをするの?

アキラじぃ

アキラじぃ
あぁ、お前が5歳の頃ひどかった話を聞いたんだね。まあ、たいてい2歳から5歳はわがままだからね。

アキラじぃ

アキラじぃ
わがままで泣いている子に対して、お前ならどうする?

ララ男

ララ男
うーん、できないことはできないというかな。

アキラじぃ

アキラじぃ
それで、収まるなら苦労せんわ(笑)。

ララ男

ララ男
じゃあ、めっっちゃ叱る。わがまま言わないの!!とか、置いていくよ!とか言って。

アキラじぃ

アキラじぃ
まあ、ほとんどの人がそんな対応をするんだろうな。たしかに、この方法でもしばらくすると泣き止み、わがままも落ち着く。でも、子どもは泣いたりすると『怒られるから、わがままを言わないでおこう。』という学びになる。

ララ男

ララ男
ふーん。それじゃダメなの?

アキラじぃ

アキラじぃ
問題は、親も子どももストレスがかかるということと、子どもが親に依存してしまうというところにある。

ララ男

ララ男
どういうこと??

アキラじぃ

アキラじぃ
例えば、子どもが判断するときに『これは親に叱られるからやめておこう』となるのと『これは他人に迷惑がかかるから止めておこう』と考えるならどっちがいいと思う?

ララ男

ララ男
そりゃ、自分で他人に迷惑が掛かると思えたらすごいよね。

アキラじぃ

アキラじぃ
そういうことなんじゃ。お互いにストレスをためず、子どもが自分で判断できるようになったら大したもんと思うじゃろ?その方法が消去というわけだ。

ララ男

ララ男
消去?

アキラじぃ

アキラじぃ
まあ、無視するということじゃな。わがままが通らなくて泣き始めたら、一切声を掛けない。もし、欲しいおもちゃがあって泣いた場合は、子どもをその場から離して落ち着くのをひたすら待つ。これが消去のやり方じゃ。

ララ男

ララ男
でも、もっとひどく泣き始めたらどうするの?

アキラじぃ

アキラじぃ
それでも、無視じゃな。たいてい消去した行動はエスカレートするから、確実にその子は大きな声で泣き始めるだろう。でも、必ず落ち着くときがくる。落ち着き始めたら、そこで声を掛けておもちゃ我慢できたね。とか、あれは迷惑になるからダメだったんだよ。と一言いえばおしまい。

ララ男

ララ男
そもそも、なんで僕は周りの子よりわがままだったの??性格?

アキラじぃ

アキラじぃ
それは、まま子のやり方が少々まずかったからじゃな。決して甘やかしていたわけではないが、お前の泣く理由がおもちゃが欲しかったからではなかったからな。

 今日は消去を使ったしつけを紹介しました。
 泣くという行動を消去すると、一時的に大きな声でないたり、床に寝転がって騒いだりします。(消去バースト)それでも無視を続けると、要求が通らないことを悟って落ち着きます。そこでやっと子どもはこちらの話を聞いてくれるようになるのでお話ができるのです。

コメント大募集!

皆さんの経験をコメント欄に記入していただければお答えすることもできます!
ぜひ、お寄せください!
 

次回

どうする?あの人の困った行動 No.3-3
―ララ男が5歳までわがままだった理由―

 来週は、ララ男が5歳までわがままだった理由を解明していきます!消去は失敗するとちょっと大変なことになってしまいます。

 COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

どうする?あの人の困った行動 No.2-2―デメリットの法則!―【行動分析研究所...

どうする?あの人の困った行動 No.4-2―知的障がい者の自傷行為について―【行...

どうする?あの人の困った行動 No.3-3―ララ男が5歳までわがままだった理由―...

どうする?あの人の困った行動 No.2-1―人の行動を抑える薬、デメリット―【行...

どうする?あの人の困った行動 No.9―旦那が子どもと関わるのが下手……。なんと...

どうする?あの人の困った行動 番外編―七夕の神話を行動分析する―【行動分析研究所...