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こんにちは、りゅうまです。
応用行動分析という学問を日常で使うための研究をしていきます。
僕の経験や聞いた話、皆さんから寄せられた話を応用行動分析の視点で分析し解決策を探していきます。
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どうする?あの人の困った行動 No.3-3
行動分析研究所
―ララ男が5歳までわがままだった理由―
先週はわがままな子に対する消去の使い方でした。でも、子どもの要求は物が欲しいときだけではありませんよね。
実は、ララ男もおもちゃが欲しくて泣いたのではなかったのです。
そもそも、なんで僕は周りの子よりわがままだったの??性格?
それは、まま子のやり方が少々まずかったからじゃな。決して甘やかしていたわけではないが、お前の泣く理由はおもちゃが欲しかったからではなかったからな。
あんまり覚えていないなぁ。
(笑)。わしはあの時の場面はよく覚えておる。まま子はお前が泣いても絶対におもちゃを買わなかった。でも、その代わりお前が納得できるように優しくあやしながら言葉をかけていんじゃ。
ママは、おもちゃを買わなかったんでしょ?じゃあ、いいんじゃないの?
たしかに、そこはよかった。けど、さっきも言った通り、お前が求めていたのはおもちゃ以外のものだった。何だと思う?
……。もしかして、ママが話しかけてくれるのが嬉しかったの?
おー!その通り!!お前は、前におもちゃが欲しくて泣いたときにあやしてもらったのを学んで、さみしくなったらおもちゃが欲しいといって泣くようになったんじゃ。いやー意外とかしこいなぁ。(笑)
意外って…。でも、納得した。ママって意外と遊びが下手だったから他の方法で困らせたかったのかも。
でも、ここからが恐ろしい……。なんで、お前が手を焼くほどになったか。
え、まだあるの?
まま子も、お前が毎回おもちゃの前で泣くから、無視をしたことがあってな。まあ、誰でも1度は試す方法だろう。でも、無視をしたら、
エスカレートするんだよね。
お、わかってきたな!そう、だから、ララ男は泣いてもあやしてもらえないから余計に泣いた。
わかった。僕がより泣いたから、そこであやしちゃったんだね。
勘がいいな~。その通り!だから、お前はおもちゃ屋を通るたびに大きな声で泣くようになったんじゃ。大きく泣くことであやしてもらえたと学んだ結果じゃな。だから、まま子も諦めて毎回あやしてしまっていた。ララ男のわがままが結局5歳まで引きずったというのはそういう訳じゃ。
すっごい、恥ずかしいな…。でも、そこからどうやって立て直したの?
さすがに見かねて、わしがレクチャーした。絶対に無視を通すこと。それから、泣き声が迷惑になるなら、無視し通せる場所まで移動すること。最後に、泣き止んだら、いいところを見つけてたくさん褒めること。
最初に話してくれたことだね。
もちろん、一回無視して失敗しているから、余計に大声になることは覚悟しなくちゃいけなくて、1週間くらいはまま子も大変だっただろうね。あやしてる方が簡単に泣き止むからな。
でも、1週間で泣かなくなったんだね。
5歳ならもう頭で考えられるから意外と早いんだよ。
要求には種類があります。
- あれがほしい。これしてほしい。
- 逃げたい。避けたい。(逃避と回避)
- 注目されたい。
- 感覚(ペン回しや貧乏ゆすりなど)
おもちゃが欲しいというのは、①です。でも、ララ男の場合、おもちゃを欲するという手段を使って実は、ママに注目してほしい!という要求だったのです。
この子の(あの人の)行動は何がねらいなのかを見極めると対処しやすいですね。
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次回
どうする?あの人の困った行動 No.4-1
―要求の中の感覚ってなに??―
あなたは、貧乏ゆすりってマジで迷惑!とか思う人ですか?僕は小学校6年生くらいまで割と貧乏ゆすりしていた記憶があります。
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