どうする?あの人の困った行動 No.4-2―知的障がい者の自傷行為について―【行動分析研究所】

こんにちは、りゅうまです。

応用行動分析という学問を日常で使うための研究をしていきます。
僕の経験や聞いた話、皆さんから寄せられた話を応用行動分析の視点で分析し解決策を探していきます。

どうする?あの人の困った行動 No.4-2

行動分析研究所
―知的障がい者の自傷行為について―

はじめに

 まず、知的障がい者とはIQ70以下の方のことです。そこから軽度、中度、重度、最重度と支援のあり方が変わります。
 人は(IQにかかわらず)それぞれ個性があります。不安も喜びもいつ、どのように感じるかは人それぞれです。それと同じように、不安によるパニックのあり方や自分感情の表現の仕方にも個性が出てきます。そのひとつに自傷行為があるのです。

自傷行為の例

  • 自分の頭を叩く。
  • 身体を壁にぶつける。
  • 自分で身体をつねる。
  • など

 これらは、パニック状態になると起こりやすいです。また、どの程度の自傷行為かということも人それぞれです。中には血が出ても止められない場合もあります。

なぜパニックを起こすのか。

 その人が、パニックになるときはどんな時でしょうか。記録を取ってみると共通点が浮かびます。
 考えられるのは、急な予定変更、ルーティンの失敗、物を誤って落として壊れた、見慣れない場所に着いたなどです。また、過去の失敗がフラッシュバックし突然パニック状態になることもあります。

どうすればよいか。

  1. パニックにならない環境を整える。
    • 予定変更はできるだけ早めに伝えておく。また、何度も確認をする。
    • 新しいことをするときは、慣れた場所で練習をする。
  2. 自傷行為をしても身体が傷つかないようにする。
  3.  ルーティンの失敗やフラッシュバックなどは、予測が難しいです。もし、自傷行為の理由がわからない場合は、自傷行為をしても本人も支援者も傷つかないように環境を整えるのも1つです。

    • ヘッドギアを付ける。
    • 壁に柔らか素材を貼る。
    • 支援者の腕にプロテクターを巻く。
    • 落ち着ける部屋を設ける。
  4. 本人が好きなことをする時間を増やす。
  5.  施設、家庭、学校など、あらゆるところでルールや制限があります。その中でできるだけ本人が好きなことに没頭できる時間を作れるといいかもしれません。貧乏ゆすりの原因も手中力が途切れるときでした。

     行動分析は、障がい者の支援にもつながるテクニックです。もし、発達障がいや知的障害の子、方と接しており困っていることがあれば遠慮なく、コメントしてください。ご相談に乗ります。

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次回

どうする?あの人の困った行動 No.5
―逃げたいという要求―

 あなたも、一度や二度、逃げたことはあると思います。家計がピンチでも自炊がめんどくさくて外食したとか、宿題をしてないけど「やったけど、忘れました。」といったりとか。次回は、逃げるという行動を分析します。

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