どうする?あの人の困った行動 No.6―パチンコにハマる理由―【行動分析研究所】

こんにちは、りゅうまです。

応用行動分析という学問を日常で使うための研究をしていきます。
僕の経験や聞いた話、皆さんから寄せられた話を応用行動分析の視点で分析し解決策を探していきます。

どうする?あの人の困った行動 No.6

行動分析研究所
―パチンコにハマる理由―

パチンコにハマる流れの1つ

 地方にも都会にも数多あるパチンコ店。どのパチンコ店も駐車場は車でいっぱいです。A氏は、本当に楽しいの?と思いつつも行こうとは思いません。しかし、ある時友人に誘われて「5000円くらいなら」と思い、やってみることにしました。すると、5000円が数分で2万円になりました。その日は、そこできりあげることができました。

 この前勝った2万円を使っていなかったあなたは、せっかくだからとそのお金でパチンコに行くことにしました。そして、1万円をつぎ込み負けました。もう1万円つぎ込むと5000円だけ勝ちました。あなたは、もうやめようと思いました。

 次の日、「今度は勝てるかもしれない!」と思い、5000円つぎ込みました。すぐに負けたので、もう1万円つぎ込みました。

この日はゼロでした。
とうとう、パチンコ通いが始まってしまいました。

おさらい

A氏は、初めに大きく勝ちました。次は一度負けてから、少し勝ちました。そして最後には負け越しています。もちろん、この勝ったり負けたりするというところがパチンコの落とし穴ということは誰もが想像つくでしょう。

行動分析!!

まず、パチンコ店に行くという行動のメリットは何でしょうか。

そうです、勝つ快感とお金が増えるというメリットです。でも、それだけのメリットなら、勝てなくなるにつれてパチンコ店に行くという行動も減っていきます。しかし、なぜ減らないのでしょうか。むしろ、依存症を疑うレベルで通うようになるのはなぜでしょうか。

間歇強化(カンケツキョウカ)

お金と勝つ快感が、パチンコ店に行く行動を強化していることはわかりました。しかし、カンケツ強化により、合理的な判断ができなくなるのです。

カンケツ強化とは

パチンコの勝ち負けは、予想が難しいです。だから、負け続けていても、「いつか勝つはず。」と思って通い続けます。そして、負けが続けば続くほど、勝った時の快感が増幅するのです。恐ろしい……。この「たまに勝つ。」がカンケツ強化法のざっくりとしたイメージです。

例―教育現場―

例えば、普段から良く褒める先生と、普段厳しい先生がいたら、どちらに褒められるとより嬉しいですか?おそらく、普段から厳しくてめったに褒めないけど、時々褒められるととても嬉しいと思います。それと同じです。「たまに褒められる。」がカンケツ強化の技ですね!

例―デートDV―

デートDVでも当てはまります。普段めちゃくちゃ暴力をふるうのに、いざというとき「心を入れ替える。優しくする。」と下手に出られると許してしまう。というのも1つのカンケツ強化です。だから、抜け出しにくいのです。この場合は、「たまに謝り、改心する。」がカンケツ強化になっていますね。

まとめ

普段はマイナスな出来事でも、たまたまプラスになると、人は依存度を高めてしまう。

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次回

どうする?あの人の困った行動 No.7
―行動コストの話―

 コストが高いとか低い、それからコスパがいいなんて表現しますね。行動にもコストが存在します。あなたのその、「めんどくさいから、いいや」を劇的に減らします!

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