どうする?あの人の困った行動 No.13-1―幼児期の子どもたち①―【行動分析研究所】

こんにちは、りゅうまです。

応用行動分析という学問を日常で使うための研究をしていきます。
僕の経験や聞いた話、皆さんから寄せられた話を応用行動分析の視点で分析し解決策を探していきます。

どうする?あの人の困った行動 No.13-1

行動分析研究所
―幼児期の子どもたち①―

はじめに

今日からは、幼児期の子どもの困った行動にスポットライトを当てていこうと思います。子育てのヒントになれば嬉しいです。ちなみに、幼児期とは1歳から就学前のお子さんのことです。なかなか、こちらの思いが伝わらなかったり、本人の自制心も押さなかったりと大変な要素がたくさんある時期で、手を焼いているお母さん、お父さんもいらっしゃることと思います。特に、叱り続けることって結構しんどいんですよね。もしかしたら、この記事ならそのしんどさを軽減できるかもしれません!ぜひ、目を通してみてください!!

今日のお悩み

子どもが歩きはじめて、興味があるものすべてに手を伸ばすので目が離せません。引き出しの中を探ったり台所の扉を開いたり、日々行動範囲が広がるのに家の中の安全対策が追いつかず、子どもを注意して叱ることが増えていきました。
叱るときは、子どももひとりの人間として関わってあげようと思うので、目を見て、ダメな理由を説明するように心がけています。ですが、困った行動が収まることはなく、だんだんと声の調子が強くなってしまいます。油で遊ぼうとしたり、空き缶を触ったりすると「危ないからやめて!」と言いながら取り上げることもあります。
叱ってもやめないのは、伝わっていないからではないかと悩んでいます。こんな叱り方でいいのでしょうか?

引用元:すくコム 私の叱り方、これでいいの?

解説

 1歳1か月の女の子のようです。歩き始めて、興味や自分の世界がどんどん広がる大切な時期……。とはいっても、親としては、超大変!ですよね。触ってほしくないものは触るし、少し目を離すと、あれ?ハッ、そこは危ないよ!!ということが数分おきにやってくる。そして、疲れのせいもあるでしょう。いつしか怖い顔で叱っている。でも、この時期に叱ることって良いのか悪いのか……。叱りすぎもよくないのでは?など悩み、自信がなくなる。上記のお母さんもそんな心の葛藤が想像に難くないですね。あなたもまた、同じ経験をしているのではないでしょうか?では、1つずつ対策を考えていきましょう。

対策① 環境を整える。

 やはり安全対策は、時間を見つけて行うべきでしょう。子どもが寝ているときに触ってほしくない物や危ないものを手の届かないところに片付けましょう。

対策② 諦める。

叱ってもやめないのは、伝わっていないからではないかと悩んでいます。

引用元:すくコム 私の叱り方、これでいいの?

とのことでしたが、はっきりいいます。伝わっていません。補足すると、理解するための脳が未発達ということです。中には、「真剣に叱ることで親の気持ちが伝わり、成長してからその時の経験が生きてくる。」というような方もいらっしゃいますが、僕は本当かな?と思っている立場です。だって、ちゃんと脳は育ってきて、一回で理解できるようになる時期が来ます。そのときに、叱る方がお互いストレスがないですよね。しつけを意識し始めるのはだいたい2歳前後からです。それまでは、少々のことは諦めて目をつむる。もし触ってほしくないものを触っていたら、これは触ってほしくないんだよといって、取り上げておしまいにすればよいのです。

対策③ 興味をすり替える

 子どもが触ってほしくないものを触って、親が取り上げたとしましょう。そうすると泣く子もいると思います。泣くと困っちゃいますよね。なので、触ってもよい別の物で興味の対象をすり替えるようにしましょう。そのときは、ぜひ言葉を添えて「これは触ったらだめだけど、こっちならいいよ。」と伝えるとよいでしょう。とにかく、言葉は短くていいのです。一生懸命伝えても、わかってもらえなければ意味がありません。

対策④ 泣き止むまで待つ

 一度泣くと、スイッチが入ったように、大泣きしてしまう子もいると思います。上記の悩みの対象は、1歳のお子さんなので、あやして「あのおもちゃがよかったんだね。でも、危ないからね。」などと言葉をかけつつ、抱っこするなどして落ち着くのを待ってみましょう。落ちついてから、別のおもちゃで遊びを誘うといいと思います。


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次回

どうする?あの人の困った行動 No.13-2
―幼児期の子どもたち②―

来週はいやいや期の悩みにフォーカスします。やっと一人でできることが増えてきたのに、今度はなにをやっても「いや!」、「いや!いや!」。「もう、こっちがいやよ!」という気持ちになってきますよね。この時期こそ叱ることが多くなる時期です。でも、叱る以外のかかわり方を知っているとちょっと楽になると思います。

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