どうする?あの人の困った行動 No.13-2―幼児期の子どもたち②―【行動分析研究所】

こんにちは、りゅうまです。

応用行動分析という学問を日常で使うための研究をしていきます。
僕の経験や聞いた話、皆さんから寄せられた話を応用行動分析の視点で分析し解決策を探していきます。

どうする?あの人の困った行動 No.13-2

行動分析研究所
―幼児期の子どもたち②―

はじめに

いやいや期って本当にしんどいですよね。毎日がお手上げ状態で、なにやっても「いや!」。そりゃ、声も荒げたくなります。でも、今日の記事はそんなへとへとになった心が少しだけ、楽になるかもしれません。そんな内容です。

今日のお悩み

子どもがイヤイヤ期真っ最中で、何を言っても言うことを聞きません。「だっこして!」と何度も言うのでだっこをすると「だっこ嫌!降りたい!」と言ってきます。食事のしつけもきちんとしたいと思っているのですが「食べたくない!おいしくない!」と、ここでもイヤイヤです。こうしたことが、一日に何度もあります。
本人が納得いくように言い聞かせようと思っていますが、うまくいかないときは「食べたらお菓子をあげる」と褒美でつって、それでも聞かないときはどなってしまうこともあります。
何を言っても聞かないイヤイヤ期の子どもは、どう叱ったらいいのでしょうか?

引用元:すくコム イヤイヤ期の叱り方、どうしたらいいの?

解説

いやいや期は、自分の思いを伝える練習をしているととらえてください。決して親を困らせたいわけではないのです。彼らなりに今後生きるスキルを練習しているのです。

さて、上記は2歳4か月のお子さんです。まず“だっこして!”からの“だっこ嫌!”は子どもの要求にこたえてあげてください。むしろ、上手に言えたねと褒めてもいいでしょう。この褒められた経験をきっかけに「もっとお話ししたい!」という気持ちが生まれ、言葉の発達に大きく影響していきます。

続いて食事の場面です。

これは本当に難しいですよね。せっかく作ったのにという思いや、健康面、食材を大切にしてほしいと願う気持ちなど、食事には沢山の思いがあることと思います。しかし、私はまずは「食事は楽しい!」という気持ちを育ててあげたいと考えるので、次の対応をします。

対応①子どもの要求を受け入れつつ、親としての気持ちを伝える。

例えば、
子ども「食べたくない!」
親「わかったわ。残しものいいよ。でも、お母さん、せっかくつくったから悲しい気持ちになったの。これだけは、知っててね。じゃあ、ごちそうさましよっか。」

このように基本的には受け入れるようにします。しかし、相手を傷つけた場合、傷ついたことを伝えます。「お母さんが悲しそうにしている。」というのは、嫌子となるので、少しずつ「食べ物を残す。」と言う行動が減ってくると思います。そして、食べられる量や時間が増えてきたら、都度褒めましょう。褒めることで食事への意欲がわいてきます。

対応②お菓子でつる。

「頑張って食べたら、お菓子食べてもいいよ。」という交換条件です。このワザ、名前がありましたね。そうです、トークンエコノミー法です。栄養面からどうしても食べて欲しいときの1つの手です。しかし、忘れてはならないのは、食べられた瞬間に「頑張ったね!野菜さんもよろこんでるよ!」と褒めることが大切です。

対応③ 子どもに量を決めさせる。

 その食事量は、その子にとって量が多いのかもしれません。そこで、食事を盛る時に、どのくらいの量を食べるのかを自分で決めさせます。自分で決めるという行為は「いやいや期」の子どもにとって、とても嬉しいことです。また、人は自分で決めるとそれを覆しにくい性質があるので、食べ残しは減ります。たとえ少なく盛ったとしても、我慢してください。食べきったことを毎回褒めることで、自信になったり食べる意欲が湧いたりするので、次第に量は増えていきます。

1日中いやいやが続いてまいってる。

さて、このご家庭では、このように「いやいや。」と伝えてくるのが1日続くようです。そこでオススメは、マイルールを設けることです。
これをしたら、叱る。ほかのことは目をつむって見守る。というルールです。2~3つほどルールを設けるとよいでしょう。例えば以下のルールです。

  • 相手の身体や気持ちを傷つけたとき
  • 大怪我につながる危ないことをしたとき

このように、ルールを決めると、この時は目をつむろう。ひどいことをしたから叱ろうと判断しやすいのでストレス軽減になります。

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次回

どうする?あの人の困った行動 No.13-3
―幼児期の子どもたち③―

来週は、攻撃的な子に対してどのように対応するべきかを考えていきます。攻撃的な理由は、意外なところかもしれません。

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