どうする?あの人の困った行動 No.14-1―うちの子、着替えがおそいのよ―【行動分析研究所】

こんにちは、りゅうまです。

応用行動分析という学問を日常で使うための研究をしていきます。
僕の経験や聞いた話、皆さんから寄せられた話を応用行動分析の視点で分析し解決策を探していきます。

どうする?あの人の困った行動 No.14-1

行動分析研究所
―うちの子、着替えがおそいのよ―

はじめに

今日から小学校のお子さんにもフォーカスしていきます!

今日のお悩み

「朝の着替えや登校の準備が遅いです。」

着替えって子どもにとって結構面倒な作業だったりするんですよね。たいていは「早くしなさい。」とか、「学校に遅れちゃうよ。」といってせかすのだと思います。ただ、これってあんまり効果がないんですよね。実際に毎回叱っていませんか?かといって、親が手伝うと子どものためによくないなという葛藤もあると思います。

せかしても効果がない理由

「学校に遅れちゃうよ。」と言う言葉かけの目的って考えたことありますか?実はこれは、嫌子出現の阻止の強化を狙っています。絶賛「??」を抱いていますよね?笑

嫌子とはデメリットです。デメリットの出現を阻止するために行動するという心理です。つまり、「叱られないようにするために良い行動をする。」というパターンです。でも、これってモチベーションあがりますか?「しぶしぶやる。」という表現がぴったりだと思います。それよりも、「楽しいからやる!」となれば一番ですよね。その方法は次です。

対策① ポジティブアプローチの活用

 ポジティブアプローチは、「○○したら、□□していいよ。」と言い換えることでした。これを登校前の着替えに当てはめると、「着替えてからご飯食べようね。」伝えることができます。ご飯を食べてから着替えているというパターンなら、着替えてからご飯というパターンに変えてみましょう。もし、すでに着替えてからご飯というパターンなら、着替えるまでになにをしているのか観察してみましょう。もし、テレビを見ているなら、「着替えてから、テレビ見ようね。」と応用してみてください!

対策② できたときに褒める。

 途中まで手伝って、最後だけ(靴下など、簡単なもの)自分でやらせて、できたら「褒める。」を繰り返しましょう。「褒める。」ことで着替える行動が強化されます。少しずつ、大人が手伝う範囲を減らしましょう。

対策③ ○分以内に着替えたらご褒美 ―トークンエコノミー法―

 例えば、「10分以内に着替えたらシール上げるね。1週間シールがたまったらご褒美をあげるね。」と伝えます。ご褒美をもらいたいという気持ちから着替えの意欲を高め、時間を設定することで、目標をもって取り組みやすくなります。
 でも、トークンエコノミー法の注意点を覚えていますか?着替えることができたら、まずは早く着替えられたことを認めましょう。そうすることで、ご褒美なしでも着替えられるようにしていきます。

対策④ できたときに褒める。

 着替えることに楽しみを見出せるようにします。こうすることで、自分から着替える習慣を身に付けさせます。また、対決にすることで自然と着替えるスピードも速くなります。この方法は特に、男の子にハマりそうですね。着替えること自体をメリットにしてしまう方法です。

まとめにかえて

おそらく、「当たり前のことは、ご褒美などなくてもやるようになって欲しい。」と願う方が多いと思います。しかし、それは成長すれば自然とできるようになる要素でもあります。着替えに関してはまさにそうです。早く着替えるというのも必要に迫られて自分でできるようになります。しかし、小さいお子さんだと難しいこともあります。だから、子どもは成長するということを信じて、叱らずに楽しく着替えられる方法を考えて欲しいなと思います。

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次回

どうする?あの人の困った行動 No.14-2
―宿題をしない―

「うちの子、ぜんっぜん宿題しないのよ。」って愚痴ったことありますか?宿題をしない理由ってめんどうくさいということがほとんどだと思います。そこを踏まえて対策を考えていきたいと思います。

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