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【シリーズ】おすすめの1冊『マンガでわかる「孫子の兵法」に学ぶ 評価される人の仕事術』福田 晃市

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シリーズ『おすすめの1冊』第27回です。
僕がおすすめする本や、話題の本などをご紹介していきます。

今日、ご紹介するのは、福田晃市さんの「マンガでわかる「孫子の兵法」に学ぶ 評価される人の仕事術」。

目次

『マンガでわかる「孫子の兵法」に学ぶ 評価される人の仕事術』福田 晃市

 兵法は古くから読まれている戦の本だ。孫子の考え方はスポーツやビジネスに応用できるようだ。だが、なかなか仕事に還元することは難しい。なにより、理解が難しいのである。以前、『図解解説孫子の兵法』を拝読したが、なかなか仕事に還元しながら読み進めるのは困難であった。

 ある会社の営業部課長、孫武(そんたけし)がリーダーシップを発揮しながら、営業成績が振るわない第三営業部を立て直す話である。兵法の基本を押さえつつ人を活用し、自分も動く孫武の方法に目から鱗だ。

マンガのメリット・デメリット

 デメリット
 マンガでわかるシリーズを読んでいて思うのは、マンガから解説を読むことに頭が切り替えられずに読み飛ばしてしまうことだと思う。もちろん、マンガだけでも理解ができるところがメリットであるがせっかくなら読んで理解を深めたいところである。

 メリット
 マンガだけ読むのも、気になるところの説明文だけを読むのも参考になるという点。読書が苦手な人はマンガの部分だけ読んでもよいし、時間がない人はかいつまんで読んでもよい。なにより、さっと読める。

 こんなメリットを上げておきながら、今回、この本を紹介したいと思ったのは説明ページに工夫が凝らされているからだ。ぜひ、マンガと説明を合わせて読んでほしいのだ。
 解説では、大見出し、小見出し、図説、「このシーンに注目」という構成である。得に、「このシーンに注目」が理解を後押ししてくれる。大切な1コマを取り上げて簡潔にそのシーンの説明をしてくれている。これは、ぼくらに振り返る機会と気付くきっかけをくれていると思う。やはり、ぼくは教えられるよりも、自分で気づくことが最も早く理解できると思っているのだが、「このシーンに注目」がその役割を果たしていると感じた。マンガだけだと流してしまいがちなところを振り返るきっかけをくれるのだ。

 この本をきっかけに読書に親しみを持ってくれたらなと思う。

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