シリーズ『おすすめの1冊』第16回です。
僕がおすすめする本や、話題の本などをご紹介していきます。
今日、ご紹介するのは東野圭吾さんの「危険なビーナス」。
『危険なビーナス』東野 圭吾
伯郎は小さいころ親父を亡くした。母禎子がのちに再婚して弟の明人が生まれた。伯郎は新しい親父である矢神康治を親父と認めず矢神家とは疎遠になる。成人し伯郎の母は事故で他界し、康治も癌で先が長くない。弟でさえも疎遠になっていただが、ある日伯郎の弟である明人が置手紙を残して失踪した。明人の妻である楓とともに伯郎は事件の行方を追う。怪しいのは義父の家系である矢神家。伯郎の義父である矢神康治の遺産相続でもめている矢神家の誰かが明人を拉致したのではないかと考える。だが、明人の行方とは関係のないことが次々と明らかになっていく。禎子の死後に康治は家を解体したはずだったが、実際は残っていた。康治から送られてきた写真でそれを知らされていた伯郎は困惑する。どうして残っているのか。どうして康治は嘘をついたのか。明人はみつかるのか。
ぼくは推理小説をあまり読まない。今までなんとなく気になる本が推理小説ではなかった。この本を読むきっかけになったのはぼくの先輩がプレゼントしてくれたからである。タイトルだけではきっとぼくは手を出さなかったであろう作品だ。ただ、東野圭吾は父親が好きで実家のほうにいくらかある。また東野圭吾の「レイクサンド」という本を読んだことがあったこともありプレゼントされればすぐに読もうと思うことができた。率直におもしろかった。でも、推理小説になじみがないためか犯人とか事件のこととかが全く予測がつかない。今回は弟の行方不明の真相を追うくらいにしか思わなかった。
推理小説には伏線とやらがいっぱいあるんですか?後半何度も裏切られました (笑)。みなさんはどこまで予測できるのですか?