シリーズ『おすすめの1冊』第71回です。
僕がおすすめする本や、話題の本などをご紹介していきます。
今日、ご紹介するのは、尼子騒兵衛さんの「忍たま乱太郎 めいろ・えさがし -ひみつのおつかいのまき-」。
『忍たま乱太郎 めいろ・えさがし -ひみつのおつかいのまき-』尼子 騒兵衛
はじめに
最近は、教育熱心な家庭が増えていますね。よくも悪くも「教育ママ」と言われて話題になりますが、子どもが楽しく勉強してくれるなら親として嬉しいことだと思います。
今回は、就学前に必ずやっておきたい遊びを1つご紹介します。身近なものですよ!
こんな子聞いたことないですか?
小学校に上がって、読み書きでつまずく子どもは少なくありません。例えば、文字を書くのが遅いとか一行読み飛ばすとか、一文字ごとの音読になるとかです。また、これらが苦手だと内容理解にも支障が出てきたり、集中も散漫になったりしがちです。つまり、勉強全般が苦手になるかもしれません!!
ありがちな勉強法 ―中学生になると通用しないかも?―
つまずいた子どもに対して大人は、より多くの読みや書きを練習させて量をこなさせようとしていませんか??もちろん、親が隣で見張れば、子どもは一生懸命やり遂げ、能力も上がるでしょう。ただし、勉強嫌いになるという副作用はほぼ免れません。
読み書きが苦手な原因
読み書きでつまずく原因はちゃんとあります。
それは、眼の動きの不器用さにあります。眼球運動や視認知という言葉があるのですが、つまり、眼の使い方が下手だから、それを鍛えてあげようということです。
(あくまで原因の1つということを強調しておきます。)
読み書きを始める前にやっておきたいこととは!?
だいぶじらしました(笑)。眼の力を楽しく鍛える方法は、ずばり
迷路遊びです!迷路では、眼で全体を見ながら指でたどったり、鉛筆でたどったりします。
また、達成感も味わえるので、親が言わなくても迷路なら自分から取り組むでしょう。(もちろん、本人には勉強につながっていることを知りません(笑))
迷路を選ぶポイントは2つです。
ポイントその1
最初は100%クリアできる簡単な迷路を用意します。
ポイントその2
自分の子どもが好きな柄やキャラクターを使ったものを選ぶことです。強制されずに迷路をすることが大切なので「やりたい!」と「ハマった!!」という感覚が生まれるようにします。つまり、より難しいものではなく、よりワクワクするものを選びましょう。子どもと選びに行くことがいいと思います。もちろん、迷路を作ってあげても喜ぶと思います!!
最後に
運動面でも勉強面でも不器用な子どもはいます。しかし、その子なりにあったやり方が見つかれば必ず伸びるものです。そして、それは「遊び」というものが土台になります。それがもっと広まればいいなと思っています。もし、子どもに本当の賢さを身につけてほしいなら、遊びに関する論文や文献を手に取ってください。本気で遊べば、子どもは活躍できる大人になります。