シリーズ『おすすめの1冊』第86回です。
僕がおすすめする本や、話題の本などをご紹介していきます。
今日、ご紹介するのは、星野源さんの「よみがえる変態」。
目次
『よみがえる変態』星野 源
ひさびさのエッセイですね。
星野源さんと言えばミュージシャンのイメージが強いかと思います。代表曲は「恋」や「ドラえもん」があります。出だしの音楽が特徴的だなと感じていて僕も大好きです。でも、正直星野源をなめてました。
肩書は、俳優、音楽家、文筆家で楽曲「恋」の大ヒットを始め新人俳優賞も伊丹十三賞という文学賞も取っています。多岐に渡る才能と努力でどの分野にも結果を出しています。いや、すごすぎる。エッセイを読めばわかりますが、やりたいことに対する情熱がすごいです。アルバム制作、ドラマ撮影、執筆が同時進行なのです。もちろん眠る暇もありません。しかし、無理がたたってくも膜下出血を引き起こしてしまいます。もちろん助かっていますが、その闘病生活の過酷さは文面以上なのだと感じました。
変態とありますが、まあおおむね人は変態でしょう。たぶんオープンか、限られた人にオープンか、隠すかの違いだと思います。少なくともこのエッセイではオープンです。AVに関する持論を展開しつつ、性に対して正直であることを語っています。病気からよみがえれたのは、たくさんの人の支えとともにエロパワーのおかげでもあることでしょう。